合格率2027年度入試読了 約10分

合格率90%以上の大学(首都圏エリア・2027年度入試版)

2026年度入試で合格率90%以上だった首都圏の大学を、データベースからピックアップ。

なかてつ(中村 哲朗)Pyxis Lab 共同代表/約700大学の募集要項を毎年読み込む人

どうも、「日本一、総合型選抜の募集要項に目を通している男」なかてつです。

この記事でわかること
  1. 合格率90%以上の狙い目大学10選をご紹介
  2. 2026年度入試の総合型選抜で合格率90%以上となった首都圏の大学
  3. 受験者全員合格!合格率100%だった学部学科

合格率90%以上の狙い目大学10選をご紹介

今回は「2026年度入試の総合型選抜で合格率が90%を超えた大学」について、首都圏エリア(東京・神奈川・千葉・埼玉)に絞ってご紹介したいと思います。

総合型選抜を使って大学に入学する人の割合は、今や受験生全体の20%を超えてきています。国公立大学は全体の8割弱の大学が入試方式に総合型選抜を導入しており、私立大学に至っては9割以上の大学が導入しています。

「5教科の勉強がどうにも苦手」という人でも、学校外での課外活動や資格取得、普段の学校生活や部活動での活動実績など、さまざまな強みを持ってチャレンジすることができるのが総合型選抜のいいところでもあります。また場合によってはこれといった活動実績や誇れる成果がなくたって、本人の熱意や志一本で入学できる場合もあります。

大学側としても、大学に入ったあとに頑張ってくれるのであれば高校時代の目立った実績は問わないという場合も見られ、わりと入学の間口を広く取ってくれているところも少なくありません。その結果、規定の募集枠を多く超える志願がある場合でも募集枠を大きく超えて合格を出し、結果的に合格率が9割を超えるというケースが散見されます。

受験生において「合格率の高さ」というのは、受験に挑むうえで重要な指標となります。「行きたい大学があるが、合格率が5%しかない」となると、それだけで心が折れちゃう子もいます。

逆に「自分には難しいだろうなぁ」と思ってた大学が、調べてみると意外と合格率が高いとなれば、チャレンジする勇気が湧いてくることもあるでしょう。大学受験も情報戦!! 今回はそんな、かなり合格率の高い狙い目の大学についてご紹介したいと思います。

早速いきましょう!

2026年度入試の総合型選抜で合格率90%以上となった首都圏の大学

※数値はいずれも2026年度入試の結果、出願期間・選抜方法・出願要件は2027年度入試(2027年4月入学)の募集要項に基づきます。首都圏で「合格率90%以上・志願者8名以上」という条件に当てはまる学科・方式は、私立大学だけで90大学・250学科超あり、国公立大学では該当なしでした。その中から、出願時期や選抜方法のバリエーションを意識して10件ピックアップしています。

杏林大学 外国語学部 英語学科(総合型選抜 11月試験 理解力調査型)

募集枠:10名 志願者:18名 合格者:18名 合格率:100%

出願期間:2026年11月2日~11月12日(Web登録)/選抜方法:書類審査、授業受講、筆記試験/出願要件:特になし/併願可

2026年度入試では募集枠2名に対して18名が志願し、全員合格でした。2027年度入試では募集枠が10名に拡大されています。

11月出願・併願可で出願要件もなしという、首都圏でもかなり貴重な枠ですね。「授業受講」が選抜に含まれるので、授業を聞いてまとめる力が問われます。

東京理科大学 理学部第二部 物理学科(総合型選抜)

募集枠:15名 志願者:10名 合格者:10名 合格率:100%

出願期間:2026年10月22日~10月30日(Web登録)/選抜方法:書類審査、小論文、面接、口頭試問/出願要件:志望学科が指定する数学・外国語・理科の科目を履修(見込み含む)していること/専願

募集枠15名に対して志願者10名と、2026年度入試では定員割れしたうえで全員合格です。夜間の第二部とはいえ、東京理科大学の看板で合格率100%というのはなかなかのインパクトではないでしょうか。

同じ第二部の数学科も志願者21名・合格者19名(合格率90%)となっています。

芝浦工業大学 デザイン工学部 デザイン工学科 プロダクトデザインコース(理工系女子特別入学者選抜)

募集枠:9名 志願者:25名 合格者:25名 合格率:100%

出願期間:2026年10月1日~10月5日(Web登録)/選抜方法:書類審査、筆記試験、面接/出願要件:女子であること、評定平均が数学3.8以上かつ理科3.8以上、指定科目の履修、英語資格の基準スコア/専願

女子限定の枠ですが、募集枠9名に対して25名全員が合格しています。評定や英語資格など出願要件のハードルはそれなりにありますが、要件をクリアできる理系女子にとっては相当狙い目です。

同じ方式で建築学部やシステム理工学部にも合格率100%の学科があります。

大東文化大学 外国語学部 中国語学科(総合型選抜 前期)

募集枠:6名 志願者:16名 合格者:16名 合格率:100%

出願期間:2026年10月1日~10月9日/選抜方法:書類審査、面接/出願要件:特になし/併願可

選抜方法は書類審査と面接のみ、出願要件なし、併願可というシンプルスタイル。2026年度入試では募集枠4名に対して16名が志願し、全員合格でした。

2027年度入試では募集枠が6名に増えています。

東京家政大学 児童学部 児童学科(知識・技能総合入試 1期)

募集枠:10名 志願者:20名 合格者:20名 合格率:100%

出願期間:2026年9月30日~10月13日(Web登録)/選抜方法:書類審査、筆記試験/出願要件:特になし/併願可

面接も小論文もなく、書類審査と筆記試験だけで決まる方式です。併願可なので、他大学と組み合わせやすいのもポイント。

2期(出願10月28日~11月10日)もあり、こちらは募集枠2名に対して志願者16名・合格者14名でした。

大正大学 地域創生学部 公共政策学科(総合型選抜 I期 専願)

募集枠:13名 志願者:13名 合格者:13名 合格率:100%

出願期間:2026年9月7日~9月14日(Web登録)/選抜方法:一次:書類審査、二次:グループディスカッション、面接/出願要件:特になし(英検2級等の資格があれば書類審査で加点)/専願

募集枠と同じ13名が志願して13名全員合格。選抜方法に小論文や筆記テストが含まれていないため、これらが苦手な方は検討いかがでしょうか。

日本大学 危機管理学部 危機管理学科(総合型選抜 キャリア型)

募集枠:25名 志願者:61名 合格者:56名 合格率:92%

出願期間:2026年9月1日~9月11日(郵送)/選抜方法:一次:書類審査、二次:筆記試験、論述、口頭試問、プレゼン、面接/出願要件:特になし/専願

募集枠25名に対して61名が志願し、56名が合格。募集枠の2倍以上を合格させているパターンです。

二次選抜は筆記・論述・プレゼン・面接と盛りだくさんなので、準備はしっかり必要です。

東洋大学 文学部 東洋思想文化学科 イブニングコース(総合型選抜 基礎学力テスト型入試 2教科最高得点重視)

募集枠:3名 志願者:9名 合格者:9名 合格率:100%

出願期間:2026年10月29日~11月4日/選抜方法:書類審査、小論文、筆記試験/出願要件:特になし/併願可

イブニングコースではありますが、東洋大学で合格率100%、しかも併願可・10月末出願です。基礎学力テスト型なので、活動実績よりも学力で勝負したい人向けですね。

東京女子医科大学 看護学部 看護学科(総合型選抜II)

募集枠:10名 志願者:21名 合格者:19名 合格率:90%

出願期間:2026年12月14日~2027年1月13日(Web登録)/選抜方法:書類審査、プレゼン、面接/出願要件:特になし/専願

12月中旬からの出願で、年明けの1月まで受け付けています。年内に決まらなかった場合の選択肢として覚えておいて損はないところです。

選抜方法も書類・プレゼン・面接と、筆記系が含まれていません。

麻布大学 生命・環境科学部 食品生命科学科(総合型選抜入学試験 第Ⅰ期)

募集枠:10名 志願者:12名 合格者:12名 合格率:100%

出願期間:2026年9月4日~9月24日(Web登録)/選抜方法:書類審査、口頭試問/出願要件:特になし/専願

選抜方法は書類審査と口頭試問のみ。2026年度入試は募集枠15名に対して志願者12名と定員割れでしたが、2027年度入試では募集枠が10名に絞られているので、志願者が同じくらいでも倍率は上がる計算になります。

受験者全員合格!合格率100%だった学部学科

合格率は80%を超えてくると高い方に分類されますが、ここでは思い切って「合格率100%」に絞って、全国から志願者5名以上の学部学科をピックアップしました(2026年度入試の結果、表記は 合格者/志願者)。国公立大学で該当したのは15学科・方式で、私立大学は700を超える学科・方式が該当しています。

【国公立】

  • 弘前大学 理工学部 物質創成化学科13/13
  • 金沢大学 融合学域 先導学類(KUGS特別入試 総合型選抜II):12/12
  • 秋田大学 総合環境理工学部 社会システム工学科 モビリティコース:8/8
  • 山口大学 工学部 創成工学科 化学系8/8
  • 神戸大学 国際人間科学部 発達コミュニティ学科(表現領域受験・音楽):7/7
  • 愛媛大学 工学部 工学科 化学・生命科学コース(女子枠):7/7
  • 秋田県立大学 生物資源科学部 生物環境科学科7/7
  • 室蘭工業大学 理工学部 システム理化学科 昼間コース:7/7
  • 名寄市立大学 保健福祉学部 社会保育学科7/7
  • 大分大学 理工学部 理工学科 機械工学プログラム:6/6
  • 静岡大学 人文社会科学部 経済学科 昼間コース(専門学科・総合学科枠):6/6
  • 沖縄県立芸術大学 音楽学部 音楽学科 音楽文化専攻:5/5
  • 愛媛大学 工学部 工学科 海事産業特別コース5/5
  • 筑波技術大学 保健科学部 保健学科5/5
  • 福知山公立大学 情報学部 情報学科5/5

【私立(志願者の多い順に抜粋)】

  • 杏林大学 保健学部 健康福祉学科 健康スポーツコース(スポーツ型):67/67
  • 城西大学 経営学部 マネジメント総合学科(A日程 面接型):59/59
  • 東京成徳大学 子ども学部 子ども学科(9月入試):57/57
  • 天使大学 看護栄養学部 栄養学科50/50
  • 佛教大学 社会福祉学部 社会福祉学科(自己推薦制):46/46
  • 大阪歯科大学 医療保健学部 口腔保健学科(学修意欲評価型):45/45
  • 日本福祉大学 経済学部 経済学科 経済専修(AO 前期):37/37
  • 国際医療福祉大学 福岡保健医療学部 理学療法学科(I期):33/33
  • 金沢工業大学 建築学部 建築デザイン学科(女子奨学生):32/32
  • 茨城キリスト教大学 看護学部 看護学科31/31

国公立を見ると理工系が目立ちますね。地方国立の工学系は募集枠に対して志願者が少なめで、基準を満たせば全員合格というパターンが多いようです。

もちろん2026年度入試の合格率が100%だったからといって、そこが簡単に合格できるかというと、そんなことはないと思います。ただ「ある基準(合格ライン)を超えれば、激しい競争にさらされずとも合格を勝ち取れる可能性が高い」ということは言えるでしょう。

それはつまり、ある意味自分との闘いに集中できるということでもあります。

まとめ

今回は首都圏エリア限定で「合格率90%以上の大学」と、全国の「合格率100%の学部学科」をご紹介しました。合格率は倍率や偏差値と並べて見るべき指標の一つですが、「超えるべきライン」が見えやすい大学を選ぶことで、受験を自分との闘いに変えることができます。

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