狙い目2027年度入試読了 約12分

GMARCHの狙い目はここだ!(2027年度入試版)

2027年度入試のGMARCH、倍率・合格率から見た狙い目の学部学科を紹介。

なかてつ(中村 哲朗)Pyxis Lab 共同代表/約700大学の募集要項を毎年読み込む人

どうも、「日本一、総合型選抜の募集要項に目を通している男」なかてつです。

この記事でわかること
  1. 2027年度入試における「GMARCH」の狙い目はココだ!
  2. 学習院大学
  3. 明治大学
  4. 青山学院大学

「GMARCH(ジーマーチ)」とは、各大学の頭文字を取った通称のことで、学習院大学・明治大学・青山学院大学・立教大学・中央大学・法政大学の6大学のことを指しています。以前はMARCH(マーチ)と呼ばれていましたが、ここ最近で学習院大学もこのくくりに名を連ね、GMARCHと呼ばれるようになりました。

毎年かなり人気が高いこの6大学ですが、全ての大学が総合型選抜を取り入れています。そして中には、2026年度入試の倍率が20倍を超える学科もあれば、逆に定員割れをしている学科も存在します。

今回は2027年度入試(2027年4月入学)の募集要項と、2026年度入試の結果データを元に、『狙い目』と言っていい学部学科についてご紹介したいと思います。

なお、スポーツ推薦・アスリート系の方式は性質が異なるので、今回の集計からは外しています。早速いきましょう!

2027年度入試における「GMARCH」の狙い目はココだ!

学習院大学

総合型選抜(AO)を実施しているのは、文学部 哲学科(哲学・思想史系/美術史系、各3名・出願要件なし)、国際社会科学部、国際文化交流学部の3学部4枠。2026年度入試の結果が出ているのは2枠で、倍率は6.5倍〜39.0倍、合格率は8%〜44%です。

国際文化交流学部 英語コミュニケーション学科は募集枠2名に対して志願者117名・合格者9名(合格率8%)と、かなりの激戦になっています。

狙い目 国際社会科学部 国際社会科学科

  • 募集枠20名/志願者130名/合格者57名/合格率44%(2026年度入試)
  • 出願期間2026年10月19日(月)〜10月22日(木)(Web出願)、書類は10月23日(金)必着
  • 選抜方法一次 書類審査 → 二次 筆記試験、口頭試問
  • 出願要件あり(GTEC 1220点以上、英検準1級以上かつCSE 2304点以上、TOEFL iBT 62点以上、IELTS 5.5以上 等のいずれか)
  • 専願/併願明記なし

2025年度入試の結果では志願者118名・合格者34名(合格率29%)だったので、2026年度入試では志願者が増えつつも合格者が大きく増え、合格率が44%まで上がっています。英語資格は必要ですが、試験は筆記試験と口頭試問。

小論文ではなく「筆記試験」で勝負したい方にとっては引き続き狙い目と言えそうです。

明治大学

2027年度入試で当社データベース上にあるのは、政治経済学部(グローバル型特別入学試験)、総合数理学部・農学部・理工学部(自己推薦特別入学試験)、農学部 食料環境政策学科(地域農業振興特別入学試験)の4学部14学科15枠。

2026年度入試の倍率は2.3倍〜15.8倍、合格率は6%〜52%と幅があります。政治経済学部のグローバル型は合格率14%〜27%、総合数理学部 先端メディアサイエンス学科は志願者18名に対して合格者1名(合格率6%)と厳しめです。

狙い目 農学部 生命科学科(自己推薦特別入学試験 公募生A)

  • 募集枠10名/志願者23名/合格者12名/合格率52%(2026年度入試)
  • 出願期間2026年9月1日(火)〜9月4日(金)(第一次選考・消印有効)
  • 選抜方法一次 書類審査 → 二次 筆記試験(特別講義を受講してその内容に関する筆記)、面接
  • 出願要件あり(全体の学習成績の状況4.0以上、または学業以外の優れた活動歴があり3.5以上)
  • 専願/併願専願

狙い目 農学部 農芸化学科(自己推薦特別入学試験 公募生A)

  • 募集枠10名/志願者24名/合格者12名/合格率50%(2026年度入試)
  • 出願期間・選抜方法は生命科学科と同じ
  • 出願要件あり(全体の学習成績の状況4.3以上、または学業以外の優れた活動歴があり4.0以上)
  • 専願/併願専願

2025年度入試の結果では農芸化学科は志願者31名・合格者12名(合格率39%)でしたので、志願者が減って合格率が上がった形です。農学部は4学科とも募集枠10名と、明治大学の中ではまとまった枠があるのも魅力ですね。

狙い目 理工学部 機械情報工学科(自己推薦特別入学試験)

  • 募集枠4名/志願者22名/合格者9名/合格率41%(2026年度入試)
  • 出願期間2026年9月3日(木)〜9月7日(月)(消印有効)
  • 選抜方法書類審査、レポート作成(指定テーマの実験レポート)、プレゼン、口頭試問
  • 出願要件あり(数学・理科・英語の学習成績の状況3.8以上 等)
  • 専願/併願併願

理工学部の自己推薦は併願可能なのがポイント。以前の記事で紹介した電気電子生命学科 生命理工学専攻は、2026年度入試では募集枠3名に志願者39名・合格者13名(合格率33%)で、こちらも引き続き「倍率の割に合格率が高い」学科です。

ちなみに出願要件が「なし」なのは農学部 食料環境政策学科の地域農業振興特別入学試験だけですが、こちらは募集枠9名に志願者28名・合格者5名(合格率18%)と、要件がない分だけ競争はきつめです。

青山学院大学

当社データベース上にあるのは、コミュニティ人間科学部・地球社会共生学部・文学部(自己推薦入学者選抜)と理工学部(理工系女子特別入学者選抜)の4学部9枠。2026年度入試の倍率は0.4倍〜10.8倍、合格率は14%〜67%です。

正直なところ、一般枠の自己推薦に「狙い目」と呼べるところはありません。地球社会共生学部は募集枠21名に志願者220名・合格者54名(合格率25%)、文学部 英米文学科は募集枠30名に志願者250名・合格者73名(合格率29%)。

しかも評定3.8以上や英検準1級相当の英語資格が出願要件になっているので、最初から対象が絞られた状態での合格率です。数字以上の難易度と思っておいたほうがよいでしょう。

一方、女子生徒限定ではありますが、理工学部の「理工系女子特別入学者選抜」は定員割れが続いています。

狙い目(女子限定) 理工学部 機械創造工学科 理工系女子特別入学者選抜

  • 募集枠5名/志願者3名/合格者2名/合格率67%(2026年度入試)
  • 出願期間2026年9月18日(金)〜10月5日(月)(Web出願)、書類は10月5日(月)必着
  • 選抜方法一次 書類審査 → 二次 筆記試験、面接
  • 出願要件あり(女子であること、英検CSE 1980点以上等の英語資格、数学・理科の学習成績の状況3.8以上)
  • 専願/併願専願

同じ方式の物理科学科は募集枠5名に志願者2名・合格者1名、電気電子工学科は志願者0名、情報テクノロジー学科は志願者5名・合格者2名(募集枠は2名→5名に拡大)。いずれも募集枠に志願者が届いていない状態です。

立教大学

自由選抜入試と国際コース選抜入試で13学部35学科42枠と、GMARCHの中では最も間口が広い大学です。ただし2026年度入試の倍率は0.5倍〜47.5倍、合格率は0%〜67%と、全体的には競争が激しく合格率が低い傾向。

社会学部は3学科とも合格率一桁台(7%〜10%)、経済学部も11%〜14%です。立教大学は基本的に他大学との併願が可能で、出願要件として評定平均や英語資格が求められるところが大半です。

狙い目 法学部 国際ビジネス法学科 グローバルコース(国際コース選抜入試)

  • 募集枠15名/志願者43名/合格者27名/合格率63%(2026年度入試)
  • 出願期間2026年9月1日(火)〜9月10日(木)(Web出願)、書類は9月11日(金)消印有効
  • 選抜方法一次 書類審査 → 二次 論述、面接
  • 出願要件あり(評定平均値3.8以上、英検スコア2400点以上・IELTS 6.0以上・TOEFL iBT 80点以上等の英語4技能資格)
  • 専願/併願併願

狙い目 文学部 文学科 英米文学専修(自由選抜入試)

  • 募集枠10名/志願者49名/合格者25名/合格率51%(2026年度入試)
  • 出願期間2026年9月1日(火)〜9月10日(木)(Web出願)
  • 選抜方法一次 書類審査 → 二次 作文、面接
  • 出願要件あり(評定平均値4.0以上、英検スコア2300点以上等の英語資格、またはドイツ語・フランス語の語学検定)
  • 専願/併願明記なし

英米文学専修は2026年度入試の募集枠が3名だったところ、2027年度入試では10名に拡大しています。志願者が増える可能性はありますが、枠が3倍以上になったのは大きいですね。

また、出願要件が「なし」なのは文学科 ドイツ文学専修(募集枠2名/志願者11名/合格者4名/合格率36%)とフランス文学専修(募集枠2名/志願者15名/合格者6名/合格率40%)の2つだけ。評定や英語資格が足りない方は、この2専修が数少ない入口になります。

中央大学

自己推薦入学試験・高大接続型自己推薦入学試験・チャレンジ入学試験・英語運用能力特別入学試験・外国語能力特別入学試験で、7学部34学科37枠。2026年度入試の倍率は0.4倍〜35.0倍、合格率は0%〜100%と、学部学科ごとの差がやや激しめです。

狙い目 基幹理工学部 物理学科(高大接続型自己推薦入学試験)

  • 募集枠6名/志願者3名/合格者3名/合格率100%(2026年度入試)
  • 出願期間2026年9月9日(水)〜9月16日(水)(Web出願)、書類は9月16日(水)消印有効
  • 選抜方法一次 書類審査 → 二次 筆記試験、プレゼン、口頭試問、グループディスカッション
  • 出願要件あり(英語・数学・物理の学習成績の状況それぞれ4.0以上、高校教員をメンターとして物理学科指定の探究課題に取り組んだ者)
  • 専願/併願併願

理工系3学部の高大接続型自己推薦は2026年度入試から結果が出始めた方式で、物理学科のほか、社会理工学部 人間総合理工学科(募集枠8名/志願者17名/合格者7名/合格率41%)も比較的合格率が高めです。一方、先進理工学部 精密機械工学科と社会理工学部 ビジネスデータサイエンス学科は志願者0名でした。

探究課題への取り組みが要件になるので、早めの準備が必要です。

狙い目 法学部 政治学科(英語運用能力特別入学試験)

  • 募集枠5名/志願者2名/合格者1名/合格率50%(2026年度入試)
  • 出願期間2026年9月14日(月)〜9月18日(金)(Web出願)
  • 選抜方法書類審査、小論文、筆記試験、面接(一次で最終)
  • 出願要件あり(TOEFL iBT 80点以上、英検1級、TOEIC L&R 785点以上、IELTS 6.0以上 等のいずれか)
  • 専願/併願併願

2025年度入試の結果では法学部の英語運用能力特別入学試験は法律学科71%・国際企業関係法学科69%・政治学科53%と合格率が高かったのですが、2026年度入試では法律学科27%・国際企業関係法学科29%と大きく下がりました。

政治学科は定員割れですが、英語の要件はかなり高めなので「要件を満たせる人には」狙い目、という位置づけです。

狙い目 文学部 人文社会学科 フランス語文学文化専攻(自己推薦入学試験)

  • 募集枠7名/志願者5名/合格者2名/合格率40%(2026年度入試)
  • 出願期間2026年9月1日(火)〜9月7日(月)(Web出願)
  • 選抜方法一次 書類審査 → 二次 グループディスカッション、面接
  • 出願要件あり(仏検3級以上等のフランス語外部試験、または美術館等でのボランティア・教育普及プログラム参加体験)
  • 専願/併願併願

以前の記事で合格率87%として紹介した国文学専攻は、2026年度入試では募集枠2名に志願者36名・合格者10名(合格率28%)と様変わりしています。

なお、出願要件が「なし」なのは法学部のチャレンジ入学試験(3学科)だけですが、法律学科は募集枠10名に志願者279名・合格者22名(合格率8%)、政治学科は志願者170名・合格者21名(合格率12%)と、要件がない分だけ人が集まっています。

法政大学

自己推薦入学試験を中心に9学部13学科15枠。2026年度入試の合格率は10%〜39%で、「バランスよく難しい」のは相変わらずです。

GIS(グローバル教養学部)のA基準は志願者483名・合格者133名(合格率28%)と、2025年度入試の志願者328名から大きく増えています。

狙い目 文学部 日本文学科(自己推薦入学試験)

  • 募集枠20名/志願者62名/合格者24名/合格率39%(2026年度入試)
  • 出願期間2026年9月29日(火)〜10月9日(金)(書類郵送・消印有効)
  • 選抜方法一次 書類審査 → 二次 筆記試験、面接
  • 出願要件あり(全体の学習成績の状況3.8以上、または高校在学中の連続180日以上の留学経験、国際バカロレア資格 等のいずれか)
  • 専願/併願専願

2026年度入試の募集枠は10名でしたが、2027年度入試では20名に倍増。合格率も法政大学の中では最も高い学科です。

狙い目 国際文化学部 国際文化学科(SA自己推薦入学試験)

  • 募集枠30名/志願者114名/合格者37名/合格率32%(2026年度入試)
  • 出願期間2026年9月29日(火)〜10月9日(金)(書類郵送・消印有効)
  • 選抜方法一次 書類審査 → 二次 面接
  • 出願要件あり(SA留学でドイツ・フランス・ロシア・中国・スペイン・韓国のいずれかの言語圏を希望、全体3.5以上かつ外国語4.0以上)
  • 専願/併願専願

こちらも募集枠が20名→30名に拡大。英語以外の言語圏への留学を希望する人向けの枠なので、志望が合えば検討の価値ありです。

文学部 地理学科(募集枠10名/志願者24名/合格者8名/合格率33%)も募集枠が5名→10名に増えています。

まとめ

理工学部などは学科が細かく分かれるため、GMARCHに限らずデータをよく見てみることで穴場の学科が見つかることは十分にあり得るでしょう。2027年度入試では募集枠が増えた学科(立教 英米文学専修、法政 日本文学科・国際文化学科など)もあるので、昨年度までの数字だけでなく「今年の枠」もあわせて確認してみてください。

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